2005年12月29日

「結界師」第103話

第103話「迎撃」

今年最後の結界師です。3・4合併号掲載分ですね。
前号で掲載順が早いと喜んでましたが、今号では真ん中。ぱんの次だ。めそー。

二大勢力の激突する夜の烏森。
物語の視点がなかなか良守に回ってきません。それは、今度のぶつかりあいで、兄が黒芒という組織の大部分を削ろうと総力戦で挑むつもりなのに対し、良守の目的が個人的な復讐の決行だからでしょう。
黒芒を叩くことより、限の命を奪った「火黒」という男を倒す、そっちが彼の胸の大部分を占める闘志と思われます。
扉でも、良守にだけ、トーン処理がしてありますしね。(顔に影がある)

刃鳥おねえさんの腕から生えた黒い羽は、「とべ」の合図で黒い二股の刃となり、敵を打ち落としました。使いきりなのか、内生させたあやかしを武器として飛ばしているのかはわかりません。戻ってきてるような描写はなかった。
前回、私が名前を失念していた限の世話係りをしていた姐さんは、花島亜十羅(はなしま あとら)でした。この人の飼ってる妖獣は、みんなかわいくてユニークだ。今回も、なにげにアトラさんと夜一と月之丞のやりとりだけギャクだ。息抜きかな。
良守と時音と限と、三人がかりで立ち向かい、戸惑いながら築き上げた信頼の結果、あと一歩で倒せそうだった、あの牙銀もお出まし。
こいつは運悪く、正守と当たり、すれ違った、ただそれだけで、正守の結界術の餌食になってしまいました。あれだけ三人がてこずったというのに…
黒いオーラを発しながら、標的をえぐり、削り取る力。結界術にはとても見えませんでしたが、正守の結界術は、かなり改良が加えられ、基本から大きく変異しているようです。つか、基本無視しすぎじゃあ。

敵の大将的参謀の白が、「もうこちらに大した手立ては残っていない…」などと窮地を認めてしまいました。…最後の手段として全力でともかくぶつかろう! みたいな玉砕覚悟の手立てに走った組織というのは、たいがいその後すぐポシャるんですよね。
あっさり黒芒は姫の滅びという形で最後を迎え、壊滅されてしまうのかもしれません。
そして、正守の真の野望が立ち上がる…! とかさ。
私は姫様の力(健康?)を取り戻すという健全極まる目的で烏森を目指す黒芒より、裏会という組織の方がよっぽどうさんくさく、悪念渦巻くところに思えてなりませんよ。

いくさ場のなかに、キョロキョロと明らかに「なにか」を探している良守の姿がある。
そこへ斑尾がナイス働きです。長生きで身につけた知恵は伊達じゃございません。
臭いがする! 近くにいるよ!! 前に来た、人の皮をかぶった妖の臭い…それも…黒髪のやつだ
限の仇、不意打ち、奇襲のような真似で彼の命を奪った火黒という男について、居所を知らせにきたのです。
良守の目の色が変わります。
顔にトーンの影が落ちまくりです。今まで潜めていた感情を、浮上させ、解き放つ時がやってきたのです。透明な水に、赤い墨か黒い墨でも流す感じで、それは一気に彼の心を染め上げてしまうのか。
追いかけようとする時音に、無言の ”くるな”。
この時の良守の表情ったら、もう、ダークそのものですよッ!

ああ、もう、この子はホントにもうッ!! ヨッシー!!

他の用事を言いつけられ、良守の気迫に萎縮してしまったこともあり、時音は後を追うのを断念したのですが、別の場所から良守を気にしていた閃ちゃんが、持ち場を離れて尾行したようです。
火黒を見つけ出したはずだった、良守。男っ前なカオして相対するのはいいんですけど。
どうも雲行きがおかしい。
妖は、「人の皮を被ってる」んですよね。で、斑尾はその被ってる気配、臭いを嗅ぎ分けたわけで。皮の中身については、判断がつかない。
読者までも化かされましたよ、ここは。
皮の下から現れたのは火黒ではありませんでした。マニキュアを塗った爪がのぞき、「アタシ」と言ったことから、紫遠だと思われます。
良守の動きは読まれていたのですね。おそらく、火黒に? なぜ、良守と時音、二人の結界師を捕獲(か殺害かは現時点ではわからない)しようとしたのか…理由を知りたいとこです。

戦いの終わった烏森。とりあえず、夜行の勝ちでしょう。
事後処理に追われる面々の中、時音が叫ぶ。「正守さん!! 良守が…いません!!
最後のコマには、持ち主をなくした閃光のコートが電柱にひっかかっていました。
事態急変! 
どうなっちゃうの、どうなっちゃうの、ヨッシー!!
捕獲されて牢屋にぶちこまれて拷問とかそんなことには。あああ期待しちゃうよ(氏ね)

posted by 百武 晶 at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 結界師(良守ウォッチ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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